有機ELディスプレイは、素子自体が発色と発光を行って表示を一層構造で行う表示画面で、最新で最も優れたディスプレイです。発色や発光の必要ない黒の場合光らないので、白黒のコントラストがはっきりするので見やすい表示を行うことができます。最近搭載されたダークモードは黒色を基調とすることで、無駄に光らず電気消費量を抑える働きがあるとともに、視認認識しやすいディスプレイ表示となっています。デメリットは焼きつきを起こしやすいことに、高価であることが挙げらます。
現在のフラッグシップモデル（最上位機種）はほとんどのメーカーは有機ELディスプレイを使用している状況を勘案すると、見やすさや動き、消費電力のどれをとっても標準仕様になるのは当たり前のように思います。
今回のブログは、修理屋目線の仕上がりクオリティについて直結する有機ELを搭載したiPhoneになぜ安いLCDコピーパネルを使用しないかを書きます。
なぜこんな事を書くかというと、非正規店で修理して①見え難い②操作しづらい③目が疲れる④すぐに壊れる⑤電池消費量が酷いで、当店での再修理が非常に増えているからです。
まずは、何が問題かを記述します。
色彩が悪く壊れやすいなどの問題
LCDコピーパネル全般に言える事ですが、青っぽくなり暗い表示で見にくくなります。修理後に単品でディスプレイを見るとあまり変わらず、割れていたガラスが直ったと勘違いします。ほとんどのお店は修理後のサンプルは見せないようにしています。実際にはカットしたいブルーライトが増えて、光度が下がって見難いとブライトネス調整をあげないと見えないの2点は、目に優しいく疲れにくとは全く真逆のことにお金をかけて修理したことになります。使用時間内で集中して必要な情報を集めたい時には全く寄与しない品質低下です。
画面が厚くなります
有機ELは1層構造なので、薄くガラス面の出っ張りが出にくくなります。LCD方式は常時点灯しているバックライトに偏光フィルターの3層構造になります。当然厚みが増えますので、出っ張りに重量が増えます。然し乍らiPhoneの寸法は決まっていますから、増えた厚みや重量をか抱えこむ耐力は減ってしまうますので、接着強度も減りすぐに画面フレームからガラスが剥がれてしまうということに繋がります。浮いたガラスは割れやすくなってしまいます。
タッチ感度文字入力しにくい
iPhoneは表示された画面にタップやピンチして使用します。タッチはインセル方式になっていますが、積層が増えると感度が悪く、タップする位置もずれて違うことが起きてしまうこともあります。積層の増えた厚いパネルは感度も劣ります。文字入力しにくくなって画面切り替え速度も落ちてしまいます。ひどい場合シャッターすら押せない事もありました。
iPhoneに備わっている機能がなくなる
iPhoneに備わっている機能が修理によって損なわれてしまいます。ios15からiPhone11以降の機種は修理履歴が見えるようになりました。これはiPhoneの機能が損なわれているかもしれない警告と、中古販売や下取りに中古購入時に問題がない機体かがわかるようになりました。当然中古で買う場合不明な部品で修理されていて、画面の色合いが悪いiPhoneは選ばないでしょう。よって価値が下がってしまいます。使い難いに価値下がるのダブルパンチです。
また、センサーの代表的なものはTure Tone機能で、LCDコピーパネルで修理すると無くなってしまいます。
この事を分かっていて十分な説明も行わず修理しているお店も多いです。当店ではご説明の上、LCDコピーパネルでの修理はしない旨お伝えさせて頂いています。
確実な修理はApple純正部品修理。当店でも行っています。
カバーガレージ恵比寿は、Apple純正部品を使用してトレーニングを受けた技術者が修理プロセスにどおりに修理を行います。毎日使用するiPhoneが壊れてお困りの方や、非正規で修理して調子の悪いiPhoneも是非ご相談ください。ご予算に合わせ純正部品とサードパーティ製の純正同等部品のハイブリッド修理を行います。
修理を終えて
カバーガレージ恵比寿では、データをそのままで、いかに早く安心して使える修理品質の画面修理を行うように努めています。
作業の仕方で修理品質は全く違ってきます。良質な部品に修理経験と修理実績が伴って初めてこれからも使える安心修理品質となります。他店で修理していても純正部品修理できる？の質問もOKです。ご心配なことはカバーガレージ恵比寿にお気軽にどうぞ。
修理費用と時間
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