カバーガレージ恵比寿のiPhone修理は、非正規で行った修理で調子の悪い箇所の再修理が多くなりました。中でもiPhone XS以降の機種は、バッテリーマネジメントのパフォーマンスの管理がされず、最大容量の数値も確認できなくなってしまいます。
このパフォーマンス管理は以下のことが行われます（Appleホームページバッテリーとパフォーマンス参照）
- App の起動に時間がかかるようになった。
- スクロール中のフレームレートが低くなった。
- バックライトが暗くなった (コントロールセンターで設定の変更が可能)。
- スピーカーの音量が小さくなった (最大で -3dB)。
- 一部の App でフレームレートが徐々に低下する。
- さらに極端な場合は、カメラのフラッシュがカメラの UI に表示されているにもかかわらず使用できなくなる。
- バックグラウンドで更新されるはずの App が起動中に再読み込みされることがある。
実際にApple純正部品でバッテリーを再修理した機種は、画面の光度が上がり動作も良くなったこともあります。バッテリーはiOSで管理されて最大限のパフォーマンスを発揮します。安いからと言って非正規のバッテリー交換は機能を低下させ、交換したバッテリーの状態もわからなかくなってしまいます。
さて今回のブログは非正規のバッテリー交換を行い、駆動時間が短く不明な部品となってしまったiPhone 11Pro Max の再修理です。使っている部品だけではなく、作業や仕上がりも違うことを紹介します。
保証対象外Apple純正部品修理の独立系修理プロバイダ
カバーガレージ恵比寿で修理するメリット
- Apple純正部品修理が可能です（独立系修理プロバイダです）
- 申し込みはカウンター対面受付で手続き簡単
- スピード修理
- データそのまま
- 信頼の修理実績と安心作業品質
- ご来店不要のオンライン郵送WEB受付も可能
※修理についてご心配なことは、ご来店のうえ対面にてご納得してからご依頼ください。
最大容量とピークパフォーマンス性能の管理がされていません
非正規の修理方法はプライベートな修理方法となります。修理方法と部品調達はお店ごとに全く違います。どこで修理しても同じではありません。
きちんとした手順に部品とシステム構成書き換えることによって本来の機能を取り戻します。
修理方法の違いと危険性
本日作業したiPhone 11 Pro Maxは、数日前に非正規でバッテリー交換修理を行ったようです。まずはApple製品修理のトレーニング通りに分解修理を始めたところ、ディスプレイを外した状態でバッテリーを触ったところ、グラグラと全く固定されていませんでした。
上の写真の通り背面のバッテリーの下には、置くだけ充電のQIのユニットが張り付いています。おそらくこのユニットにバッテリーを固定してしまうと危険と判断して、一部のみにバッテリーステッカー（タグ付き両面テープ）を貼り固定したようですが、全く接着していない状態でした。
この状態だと以下の危険があります。
- バッテリーケーブルの断線
- 断線ケーブルのショート
- バッテリーショート
特にバッテリーショートの場合、熱暴走により発火や燃焼の恐れがあります。突然動かなくなっただけならばいいのですが、災害にもつながる非常に危険な状態でした。
純正のバッテリーはしっかり固定される
先ほどの非正規バッテリーとApple純正部品のバッテリーステッカーの違いを見ていきましょう。左側がApple純正部品です。置くだけ充電のQIのユニットを避けるように切り込まれていて、しっかり固定されるのがわかるでしょう。写真では見にくいのですが、反対側の表面には治具（取り付け位置を決める部品）が付いていて、定位置に貼りつけるようになっています。定位置に収めて指定圧で治具の上からプレスしてしっかり固定させます。
非正規の接着面は、約10分の1の接着面しかなく圧着もされていませんでした。バッテリーが収まるスペースは幾分かのクリアアランス（隙間）があります。中で動いていた形跡も見受けられました。
iPhone Xs以降の機種はApple純正部品で修理しましょう
バッテリー交換は何処でも一緒ではありません。使用部品に修理方法は違います。修理は仕上がりと今まで使えるようにすることで選んでください。
また、カバーガレージ恵比寿では、非正規のバッテリーをApple純正部品で再修理も行います。交換修理をして駆動時間が短いや不明な部品のメッセージが出てお困りの方は是非ご相談ください。
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